“咎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とが95.6%
とがめ3.3%
とがむ0.6%
トガ0.4%
どが0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若し母が知ってもひどくはとがめない筈です、私はいま勤めていて母を見ているし、私のすることで誰も何もいいはしないと彼はいい
陶古の女人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
役目不心得につきおとがめ——という不名誉な譴責けんせきのもとに、退役たいやく同様な身の七年間、はとを飼って、鳩を相手に暮らしてきた同心である。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今世の教育論者が古来の典経てんけいを徳育の用に供せんとするをとがむるには非ざれども、その経書の働を自然に任して正に今の公議輿論に適せしめ
徳育如何 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
姫のトガは、姫がアガナふ。此寺、此二上山の下に居て、身のツグナひ、心の償ひした、と姫が得心するまでは、還るものとはオモやるな。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ほんの一瞬間の言葉どがめから争いが突発したものらしく、さすがのお角さんさえ、度胆を抜かれて振返ったくらいです。
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)