“とがめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
88.5%
咎目3.8%
3.8%
詰責3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
筆なる者は罪もなく殊に孝心な者故助けいとて訴え出でたる幸十郎はと神妙の至りで有る、筆とがめも申し付けべき処なれども
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
父親が死んだので、佐伯五平の奴は、軽いお咎目とがめがあっただけで、なんの事もなく済んでしまった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
黄生うちゑみて『きに実を告げざりしとがめにやあらむ、うべなり、この厄に遇はむとはしたる。今や卿を知り得たり。卿もし疎くもてなさば艾もてくゆらしやらむ』
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
鋭い良心の詰責とがめは、身をまもる余儀なさの弁解いひわけと闘つて、胸には刺されるやうな深い/\悲痛いたみを感ずる。丑松はぢたり、おそれたりしながら、何処へ行くといふ目的めあても無しに歩いた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)