“とがめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
87.0%
咎目4.3%
4.3%
詰責4.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
心の中には何となくこれ目下めした見下みくだして居て、夫等それらの者のすることは一切とがめもせぬ、多勢たぜい無勢ぶぜい
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
別段におとがめも無く此の事が榊原様のお屋敷へ聞えました所から、白島山平ならびにお照は召返しの上、のお繼は白島の家の養女になり
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
殉死は国家の御制禁せいきんなる事、とくと承知候えども壮年の頃相役を討ちし某が死遅れ候までなれば、御とがめも無之かと存じ候。
役目不心得につきおとがめ——という不名誉な譴責けんせきのもとに、退役たいやく同様な身の七年間、はとを飼って、鳩を相手に暮らしてきた同心である。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
利安は甲斐守歸邸の上、いかなるとがめはうも知れぬ事ではあるが、是非なき場合ゆゑ、物蔭から見させようと云つた。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
父親が死んだので、佐伯五平の奴は、軽いお咎目とがめがあっただけで、なんの事もなく済んでしまった。だが、おれも、もう、物心がついていたから、本当に父親が不浄ふじょうの金を商人から取ったかとらなかったかぐれえなことは、よく分っていた。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
黄生うちゑみて『きに実を告げざりしとがめにやあらむ、うべなり、この厄に遇はむとはしたる。今や卿を知り得たり。卿もし疎くもてなさば艾もてくゆらしやらむ』とたはぶれつ。
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
鋭い良心の詰責とがめは、身をまもる余儀なさの弁解いひわけと闘つて、胸には刺されるやうな深い/\悲痛いたみを感ずる。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)