“何咎”の読み方と例文
読み方割合
なにとが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何咎なにとがもないこの私を、理由も仰せられず勘当とは、から天竺てんじくにもござりませぬ。勘当遊ばすなら遊ばすよう、その訳をどうぞこの私に、お話しなされてくださりませ!」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
断食だんじきをして座敷の内でお百度を踏んで祈念をこら貞信ていしんの心を、神さまも守って下さるかして、あれがお百度をあげる内は伊之助がトロ/\寝られるという、あんな結構な嫁を何咎なにとがも無いのに離縁して
何咎なにとがあってこの私を討ち果たそうとはなされます⁉」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)