“なにとが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
何咎40.0%
何科40.0%
何罪科20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
断食だんじきをして座敷の内でお百度を踏んで祈念をこら貞信ていしんの心を、神さまも守って下さるかして、あれがお百度をあげる内は伊之助がトロ/\寝られるという、あんな結構な嫁を何咎なにとがも無いのに離縁して
「呂公、呂公。何科なにとがあって、君はこの紀霊を、殺そうとし給うのか」と、悲鳴をあげた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さるによつてやつがれは、常に和殿を貴とみ、早晩いつかよしみを通ぜんとこそ思へ、いささかも仇する心はなきに、何罪科なにとがあつて僕を、かまんとはしたまふぞ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)