“退役”の読み方と例文
読み方割合
たいやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
役目不心得につきおとがめ——という不名誉な譴責けんせきのもとに、退役たいやく同様な身の七年間、はとを飼って、鳩を相手に暮らしてきた同心である。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ねがはれ何卒なにとぞわたく御役御免下ごめんくださるべしといはれしかば何故退役たいやくねがはるゝやと申さるゝに大岡殿此度このたび煙草屋たばこや喜八裁許さいきよちがとがなき者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以て委敷くはしく申立よと有る藤八はひざを進め右惣内名主役勤中つとめちう押領あふりやう彼是かれこれ宜らざる儀之ある旨小前こまへ百姓一同より申立により名主退役たいやくと相なり猶村中相談の上九助儀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)