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退儀
ふりがな文庫
“退儀”の読み方と例文
読み方
割合
たいぎ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たいぎ
(逆引き)
翌朝
(
よくあさ
)
眼が
覚
(
さ
)
めると
硝子戸
(
ガラスど
)
に日が射している。たちまち文鳥に
餌
(
え
)
をやらなければならないなと思った。けれども起きるのが
退儀
(
たいぎ
)
であった。
文鳥
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
二人はいよいよ身を斜にして道を譲りながら、ふと見れば、乱れた島田の
髱
(
たぼ
)
に
怪
(
あや
)
し
気
(
げ
)
な
癖
(
くせ
)
のついたのもかまわず、歩くのさえ
退儀
(
たいぎ
)
らしい女の様子。矢田は
勿論
(
もちろん
)
の事。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ことに
今日
(
けふ
)
は
頭
(
あたま
)
の
具合
(
ぐあひ
)
が
好
(
よ
)
くないので、
膳
(
ぜん
)
に
向
(
むか
)
つても、
御米
(
およね
)
は
何時
(
いつ
)
もの
樣
(
やう
)
に
力
(
つと
)
めるのが
退儀
(
たいぎ
)
であつた。
力
(
つと
)
めて
失敗
(
しつぱい
)
するのは
猶
(
なほ
)
厭
(
いや
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
退儀(たいぎ)の例文をもっと
(11作品)
見る
退
常用漢字
小6
部首:⾡
9画
儀
常用漢字
中学
部首:⼈
15画
“退”で始まる語句
退
退屈
退治
退引
退出
退嬰
退潮
退却
退去
退散
“退儀”のふりがなが多い著者
夏目漱石
永井荷風