“癖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くせ88.4%
へき6.8%
ぐせ3.9%
ひが0.3%
ぺき0.3%
クセ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「猿の癖(くせ)にお城に居るなんて生意気だ。これから攻め寄せてお城を取って、手向いをする奴は片っ端から喰ってしまおうではないか」
猿小僧 (新字新仮名) / 夢野久作、萠円山人(著)
老人余(よ)に越遊(ゑついう)を奨(すゝめ)しこと年々なり。余(よ)固(もとより)山水に耽(ふける)の癖(へき)あり、ゆゑに遊心(いうしん)勃(ぼつ)々たれども事に紛(まぎれ)て果(はた)さず。丁酉の晩夏(ばんか)遂(つひ)に豚児(せがれ)京水を従(したがへ)て啓行(けいかう)す。
実に、この日の敗戦が、魏軍にとって、敗(ま)け癖(ぐせ)のつき始まりとなった。以後、連戦連敗、どうしても朱桓の軍に勝てなかった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
卑劣(いや)しい根性を持つて、可厭(いや)に癖(ひが)んだやうなことばかり言ふものが、下等人種で無くて君、何だらう。下手に社会へ突出(でしやば)らうなんて、其様な思想(かんがへ)を起すのは、第一大間違さ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
更に、この御隠居には、妙な一癖(ぺき)があって、微行(しのび)で、歩く時など、自分で自分の鼻をつまみ、少し反り身になったと思うと
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二首ながら、二つの生き物の、からだの癖(クセ)を述べたり、愁訴する様を歌うたりして居るが、其内容から見ても、又表題の四字から察しても、此歌には当然、身ぶりが伴うて居たと考へてよい。