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勃
ふりがな文庫
“勃”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
むつ
33.3%
ぼつ
22.2%
たか
11.1%
ぼっ
11.1%
む
11.1%
むつく
11.1%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むつ
(逆引き)
『マア此人は!』と、富江はしたゝか昌作の背を平手で
擲
(
どや
)
しつけた。昌作は赤くなつた顏を
勃
(
むつ
)
とした樣に口を尖らした。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
勃(むつ)の例文をもっと
(3作品)
見る
ぼつ
(逆引き)
老人
余
(
よ
)
に
越遊
(
ゑついう
)
を
奨
(
すゝめ
)
しこと年々なり。
余
(
よ
)
固
(
もとより
)
山水に
耽
(
ふける
)
の
癖
(
へき
)
あり、ゆゑに
遊心
(
いうしん
)
勃
(
ぼつ
)
々たれども事に
紛
(
まぎれ
)
て
果
(
はた
)
さず。丁酉の
晩夏
(
ばんか
)
遂
(
つひ
)
に
豚児
(
せがれ
)
京水を
従
(
したがへ
)
て
啓行
(
けいかう
)
す。
北越雪譜:05 北越雪譜二編凡例
(新字旧仮名)
/
山東京山
(著)
勃(ぼつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
たか
(逆引き)
誰しも今夜は、見知らぬ父母に
憧
(
あこが
)
れて、母の乳首の
勃
(
たか
)
まり、厚い脂肪の底から伝わる、軟らかな脈打ちの音に、眠らぬ一夜を過すにちがいないと思った。
人魚謎お岩殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
勃(たか)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
ぼっ
(逆引き)
手拭の運動につれて、圭さんの太い
眉
(
まゆ
)
がくしゃりと寄って来る。鼻の穴が三角形に
膨脹
(
ぼうちょう
)
して、小鼻が
勃
(
ぼっ
)
として左右に展開する。口は腹を切る時のように堅く
喰締
(
くいしば
)
ったまま、両耳の方まで
割
(
さ
)
けてくる。
二百十日
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
勃(ぼっ)の例文をもっと
(1作品)
見る
む
(逆引き)
と云われ、伊之助は
勃
(
む
)
ッとしていきなり扇で正孝の頭をピシャリ。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
勃(む)の例文をもっと
(1作品)
見る
むつく
(逆引き)
「何ぢや、失敬な事
吐
(
ぬ
)
かす、」と肱枕君は
勃
(
むつく
)
と起直りて
故
(
わざ
)
とらしく拳を固め
貧書生
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
勃(むつく)の例文をもっと
(1作品)
見る
勃
常用漢字
中学
部首:⼒
9画
“勃”の関連語
勃牙利
“勃”を含む語句
勃然
勃々
勃発
勃興
王勃
王勃所謂
鬱勃
欝勃
勃起
勃気
奈勃翁
蓬勃
勃興的
勃士敦
盛勃
魯吉瑟謨勃児孤
周勃
勃駄菩提
勃駄喃
勃興機運
...
“勃”のふりがなが多い著者
鈴木牧之
山東京山
作者不詳
小栗虫太郎
内田魯庵
石川啄木
三遊亭円朝
夏目漱石