“晩夏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばんか55.6%
おそなつ44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老人越遊ゑついうすゝめしこと年々なり。もとより山水にふけるへきあり、ゆゑに遊心いうしんぼつ々たれども事にまぎれはたさず。丁酉の晩夏ばんかつひ豚児せがれ京水をしたがへ啓行けいかうす。
老人越遊ゑついうすゝめしこと年々なり。もとより山水にふけるへきあり、ゆゑに遊心いうしんぼつ々たれども事にまぎれはたさず。丁酉の晩夏ばんかつひ豚児せがれ京水をしたがへ啓行けいかうす。
陳彩ちんさいの家の客間にも、レエスの窓掛けを垂れた窓の内には、晩夏おそなつの日の暮が近づいて来た。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
はた思ふ、晩夏おそなつなまあつきにほひのなかに
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)