晩夏おそなつ)” の例文
陳彩ちんさいの家の客間にも、レエスの窓掛けを垂れた窓の内には、晩夏おそなつの日の暮が近づいて来た。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
はた思ふ、晩夏おそなつなまあつきにほひのなかに
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
晩夏おそなつの午後五時半の日光につくわうかげりを見せて
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
晩夏おそなつの暮れなやむ日のわがこころ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
晩夏おそなつ入日いりひむせゆふながめ。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
なやましき晩夏おそなつの日に
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)