“晩方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばんがた97.9%
くれがた0.7%
ばんかた0.7%
ばんげ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おあいが身形みなりにもかまわず、小さな子供を負って、雪を分けて、森の家を指して行くのを、晩方ばんがた、戸口に立っていて見た人があった。
凍える女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
春の晩方くれがた、桜の咲いている寺へお詣りに来た。沢山の人がお詣りに来ている。中には、もうこの世を去った人で、見覚えのある老婆もあった。
過ぎた春の記憶 (新字新仮名) / 小川未明(著)
晩方ばんかたに窓掛を締めてやれば、その人のためには夜になり、午前ひるまえに窓の鎧戸よろいどを明けてやれば、その人のためには朝になるでしょう。