“身形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みなり96.8%
みな3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おあいが身形みなりにもかまわず、小さな子供を負って、雪を分けて、森の家を指して行くのを、晩方ばんがた、戸口に立っていて見た人があった。
凍える女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今更に身形みなりのしどけないのに、年にも似ず顏赭らめて、寢衣の上へ帶なぞ締めて來たお道は、前をかき合はせ/\、呆れた顏をして
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
投出なげいだしたるに彌助は再び驚き彌々いよ/\きやつ盜賊に相違なしれは何でも何所ぞの家尻やじりを切て盜みし金ならんあん身形みなりをして大金を持て居るは愈々いよ/\推量すゐりやうの通りならんこんな奴にあきなひを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)