トップ
>
『過ぎた春の記憶』
ふりがな文庫
『
過ぎた春の記憶
(
すぎたはるのきおく
)
』
正一は、かくれんぼうが好きであった。古くなって家を取り払われた、大きな屋敷跡で村の子供等と多勢でよくかくれんぼうをして遊んだ。 晩方になると、虻が、木の繁みに飛んでいるのが見えた。大きな石がいくつも、足許に転がっている。其処で、五六人のもの …
著者
小川未明
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「朱欒」1912(明治45)年1月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約19分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
端
(
はずれ
)
他
(
あと
)
明
(
あく
)
戦
(
ふる
)
塗
(
ま
)
冷
(
ひやや
)
止
(
とま
)
顔貌
(
かお
)
染
(
にじ
)
焦立
(
あせ
)
枯
(
かれ
)
揺
(
ゆら
)
探
(
たず
)
固
(
かたま
)
叫
(
わめ
)
空
(
から
)
指
(
ゆびさ
)
拳
(
けん
)
頭髪
(
かみのけ
)
醒
(
さま
)
晩方
(
くれがた
)
直
(
すぐ
)
彼方
(
あちら
)
布
(
きれ
)
而
(
そ
)
臥
(
ね
)
尚
(
な
)
使
(
つかい
)
余炎
(
よえん
)
癈
(
くさ
)
熱
(
ほて
)
潜
(
ひそ
)
被
(
き
)
顔付
(
かおつき
)
直
(
す
)
白髪
(
しらが
)
直様
(
すぐさま
)
真暗
(
まっくら
)
晩方
(
ばんがた
)
鋏
(
はさみ
)
穿
(
は
)
竦
(
すく
)
端
(
はし
)
両眼
(
りょうがん
)
等
(
ら
)
草鞋
(
わらじ
)
蔦
(
つた
)
虻
(
あぶ
)
蝋燭
(
ろうそく
)
遇
(
あ
)
衣物
(
きもの
)
袈裟
(
けさ
)
足許
(
あしもと
)
裡
(
うち
)
居
(
お
)
何時
(
いつ
)
傍
(
そば
)
僅
(
わず
)
儘
(
まま
)
其処
(
そこ
)
其様
(
そんな
)
刹那
(
せつな
)
周囲
(
まわり
)
四辺
(
あたり
)
圃
(
はたけ
)
場処
(
ばしょ
)
夕靄
(
ゆうもや
)
多勢
(
おおぜい
)
天蓋
(
てんがい
)
家根
(
やね
)
烏瓜
(
からすうり
)
居堪
(
いたたま
)
彼方
(
かなた
)
後方
(
うしろ
)
怨
(
うら
)
悄然
(
しょうぜん
)
手拭
(
てぬぐい
)
掩
(
おお
)
搗
(
つ
)
佇
(
たたず
)
何処
(
どこ
)
桑圃
(
くわばたけ
)
正一
(
しょういち
)
此方
(
こちら
)
武士
(
さむらい
)