“場処”のいろいろな読み方と例文
旧字:場處
読み方割合
ばしょ52.2%
ところ39.1%
ばしよ8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
普通ふつう焚火たきびの焔ならだいだいいろをしている。けれども木によりまたその場処ばしょによってはへんに赤いこともあれば大へん黄いろなこともある。
大久保の新居に来ての朝夕、馴染なじみのない場処ところでありながら、赤坂に住んだ五年間と変らないのは、陸軍のラッパの、音をきくことだけだった。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
道子みちこ上野うへのから省線電車しやうせんでんしや松戸まつどえきりたが、てらだけは思出おもひだすことができたものゝ、その場処ばしよまつたわすれてゐるので、駅前えきまへにゐるりんタクをんでそれにつてくと
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)