“思出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもひだ33.7%
おもいだ25.0%
おもいで18.5%
おもひで12.0%
おもひいだ2.2%
おめえだ2.2%
おもいい2.2%
おめだ1.1%
おもいいだ1.1%
おもいいづ1.1%
おもひい1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かされて、くが——思出しては、歸途に、つい、かされる。——いつも日暮になる。
けれどもそのうちにフイッと何か思出したように私の顔を押し離すと、私の眼をキットまえながら、今までと丸で違った低い声で
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
私が言ったただ一言、(人のおもちゃになるな。)と言ったを、生命がけで守っている。……可愛い娘に逢ったのが一生の思出だ。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
米原北陸線分岐道とて、喜多にはひとり思出い。が、けるとい。所爲か、何爲もそゞろである。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
二つ有るものの善きを捨て、きを取り候て、好んで箇様の悲き身の上に相成候は、よくよく私に定り候運と、思出し候てはめ居り申候。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
え馴染の中だで思出してきが増して母様が泣くべえ、それに種々用があってねえでいたが悪く思ってくれるなって、い身体アして泣いただ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
やがて国許へ立帰る侍が、大路の棟の鬼瓦をめて、故郷に残いて、月日を過ごいた、女房の顔を思出で、て久しい可懐さに、あの鬼瓦がその顔に瓜二つじゃと申しての
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ひよくうツと、いろいろなこつば思出やつけんだろ。どぎやん云ふたてちや、そらあ、ほかんこつた違ふけんね。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「予は自ら誓えり、世を終るまで鏡を見じと、り断じて鏡を見まじ。否これを見ざるのみならず、今思出したる鏡というの名さえ、務めて忘れねばならぬなり。」
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
明治年間向島の地を愛してここに林泉を経営し邸宅を築造した者はくない。思出るがままにわたくしの知るものをれば、華族には榎本梁川がある。学者には依田学海、成島柳北がある。
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
成功した其時しさも思出でるが、くは其時一處つたの、んだのや、ざかつたのや、いろ/\それを懷出して、時々感情たれもする。