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『妖僧記』
ふりがな文庫
『
妖僧記
(
ようそうき
)
』
加賀の国黒壁は、金沢市の郊外一里程の処にあり、魔境を以て国中に鳴る。蓋し野田山の奥、深林幽暗の地たるに因れり。 ここに摩利支天を安置し、これに冊く山伏の住える寺院を中心とせる、一落の山廓あり。戸数は三十有余にて、住民殆ど四五十なるが、いずれ …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
何処
(
いずかた
)
長
(
とこしえ
)
留
(
とどめ
)
操
(
や
)
約
(
おおむ
)
和
(
か
)
者
(
じゃ
)
思出
(
おもいいだ
)
重
(
かさね
)
外
(
おもて
)
燻
(
くん
)
言
(
いわ
)
些
(
さ
)
戯
(
たわぶ
)
歩行
(
あゆ
)
留
(
とどま
)
冷
(
ひやや
)
間
(
あい
)
許
(
ゆるし
)
誰人
(
たれひと
)
一日
(
いちじつ
)
猶予
(
ためらい
)
花車
(
かしゃ
)
巨
(
おおい
)
審
(
いぶ
)
制
(
とど
)
却
(
しりぞ
)
疾
(
とく
)
遁出
(
にげいだ
)
黄昏
(
こうこん
)
掌
(
たなそこ
)
下
(
もと
)
仕出
(
しい
)
饒舌
(
しゃべり
)
我
(
わが
)
転
(
うた
)
蛇
(
くちなわ
)
出離
(
いではな
)
曲
(
ゆが
)
娶
(
と
)
痴
(
ち
)
言
(
ことば
)
在
(
おわ
)
這出
(
はいい
)
背
(
せな
)
美
(
うる
)
明
(
あきら
)
踵
(
くびす
)
檀越
(
だんえつ
)
打敲
(
うちたた
)
或
(
あるい
)
顔
(
かんばせ
)
何処
(
いずく
)
密
(
ひそか
)
憖
(
なまじい
)
頑
(
かたくな
)
媒妁
(
なかだち
)
免
(
のが
)
婢
(
ひ
)
凭
(
も
)
間
(
けん
)
諾
(
うべな
)
品
(
もの
)
癒
(
いや
)
発出
(
みいだ
)
紅
(
くれない
)
強
(
あなが
)
固
(
かたま
)
国中
(
こくちゅう
)
在
(
いま
)
眩
(
まばゆ
)
彼奴
(
かやつ
)
太
(
いた
)
賁臨
(
ふんりん
)
奚
(
いずく
)
巧
(
たくみ
)
貢
(
みつぎ
)
謡
(
うたい
)
弄
(
ろう
)
引承
(
ひきうけ
)
請来
(
こいきた
)
悲
(
かなし
)
荒
(
あら
)
掃
(
はら
)
蓋
(
けだ
)
拭
(
ぬぐ
)
蓮池
(
れんち
)
抛
(
なげう
)
懸
(
かか
)
懊悩
(
うるさ
)
憐愍
(
れんみん
)
視
(
なが
)
詣
(
もう
)
微
(
かすか
)
忌
(
いま
)
忌憚
(
いみはばか
)
絡
(
まと
)
一人
(
いちにん
)
蠢
(
うご
)
籠
(
こ
)