“檀越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だんおつ50.0%
だむをち12.5%
だんえつ12.5%
だんおち12.5%
だんゑつ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竜神何卒なにとぞ檀越だんおつに一度逢わせてくださいと頼むと、数日後果して貴人より召され、夥しく供養されたという(『宋高僧伝』七)。
それゆえ、この歌にこたえた、「檀越だむをちかもな言ひそ里長さとをさらが課役えつきはたらばなれなからかむ」(巻十六・三八四七)という歌の例と、万葉にただ二例あるのみである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
喜捨する者あれば鷹揚おうように請取ること、あたかも上人が檀越だんえつの布施を納むるが如き勿体もったい振りなり。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのほか檀越だんおちの公卿、武家、数千人が列し、式は盛大をきわめた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一四檀越だんゑつなに事にてかばかり一五備へ給ふや。