“大檀越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおだんおつ33.3%
だいだんおち33.3%
だいだんをち33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも、父祖代々からの大檀越おおだんおつでもあり、寺の造立ぞうりゅうや行事には、寄進はもちろん、なにごとにも座主ざすの相談にあずかっておる次第。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もっとも幽斎よりずっと以前の細川管領かんりょう時代から、管領三家と妙心寺とは、ただの大檀越だいだんおちであるのみでなく、政治的な意味でも深く結ばれていた間であったが
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寺の大檀越だいだんをちで、旧家で、昔は寺の為めに非常に喜捨をしたといふSTといふ家でも、その分家の分家が僅かに小さく残つてゐるばかりで
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)