“檀那寺”の読み方と例文
読み方割合
だんなでら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ええ、檀那寺だんなでらでございます。先代様とは碁や書籍の事でよく口争いをしましたり、仲直りをしたり、長い事でございました。
(新字新仮名) / 楠田匡介(著)
前の月大阪市で米騒動が持上る少し前、それに気づいた市内のある米屋は、持米もちまいの大部分を檀那寺だんなでらに担ぎ込んで、その保管かたを頼んだものだ。
一つの釜へ四人入候て相果申候、此事大評判にて、釜は檀那寺だんなでらへ納候へ共、見物夥敷おびたゞしく參候而不外聞の由にて、寺にては(自註、根津忠綱寺ちゆうかうじ一向宗)
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)