“だんなでら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
檀那寺82.9%
旦那寺17.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一つの釜へ四人入候て相果申候、此事大評判にて、釜は檀那寺だんなでらへ納候へ共、見物夥敷おびたゞしく參候而不外聞の由にて、寺にては(自註、根津忠綱寺ちゆうかうじ一向宗)
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
主人の死が尋常でないといふ噂が立つて、檀那寺だんなでらでもそのまゝではとむらひを引受けてはくれず、御檢屍を待つて店中たゞウロウロして居る有樣でした。
旦那寺だんなでらの和尚は勿論もちろん、又私が漢学塾に修業して、その塾中に諸国諸宗の書生坊主が居て、毎度私処に遊びに来れば、母は悦んでこれ取持とりもっ馳走ちそうでもすると云うようなふう
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
旦那寺だんなでらなれば北高和尚をむかへてくわんをいだし、親族しんぞくはさら也人々蓑笠みのかさに雪をしのぎておくりゆく。