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旦那寺
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だんなでら
ふりがな文庫
“
旦那寺
(
だんなでら
)” の例文
与右衛門はそうして累を殺し、あやまって河に落ちて死んだと云って、その
死骸
(
しがい
)
を背負うて家に帰り、隣の人の手を借りて
旦那寺
(
だんなでら
)
の
法蔵寺
(
ほうぞうじ
)
の墓地に埋葬した。
累物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
五月下旬の或る曇日の午後、山城屋の
旦那寺
(
だんなでら
)
の泰松寺でお辻の葬儀が営まれた。宗右衛門は一番々頭の清之助や親類の男達に
衛
(
まも
)
られながら葬列の中ほどを
練
(
ね
)
つて歩いた。
老主の一時期
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
旦那寺
(
だんなでら
)
の和尚は
勿論
(
もちろん
)
、又私が漢学塾に修業して、その塾中に諸国諸宗の書生坊主が居て、毎度私処に遊びに来れば、母は悦んで
之
(
これ
)
を
取持
(
とりもっ
)
て
馳走
(
ちそう
)
でもすると云うような
風
(
ふう
)
で
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
旦那寺
(
だんなでら
)
なれば北高和尚をむかへて
棺
(
くわん
)
をいだし、
親族
(
しんぞく
)
はさら也人々
蓑笠
(
みのかさ
)
に雪をしのぎて
送
(
おく
)
りゆく。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
平吉夫にては手前の心に
濟
(
すま
)
ず平に御受納下されよとて受取ざれば
是非無
(
ぜひな
)
く富右衞門も右の百兩を
貰
(
もら
)
ひ受夫より我が
旦那寺
(
だんなでら
)
へ
到
(
いた
)
りて是を
納
(
をさ
)
め惡人ながらも
不便
(
ふびん
)
なりとて畔倉重四郎を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
旦那寺
(
だんなでら
)
なれば北高和尚をむかへて
棺
(
くわん
)
をいだし、
親族
(
しんぞく
)
はさら也人々
蓑笠
(
みのかさ
)
に雪をしのぎて
送
(
おく
)
りゆく。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
頼み其
後
(
のち
)
先祖
(
せんぞ
)
の
菩提
(
ぼだい
)
の爲とて
旦那寺
(
だんなでら
)
に於て
大施餓鬼
(
おほせがき
)
を取行ひ杉戸屋富右衞門世話人
頭
(
がしら
)
と
成
(
なり
)
て
修行
(
しゆぎやう
)
致しけり
扨
(
さて
)
富右衞門は
隱居
(
いんきよ
)
なし
家督
(
かとく
)
は
親類
(
しんるゐ
)
より
相應
(
さうおう
)
なる者を呼入て杉戸屋の家名を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
旦
常用漢字
中学
部首:⽇
5画
那
常用漢字
中学
部首:⾢
7画
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
“旦那”で始まる語句
旦那
旦那様
旦那樣
旦那衆
旦那方
旦那取
旦那座
旦那殿
旦那等
旦那筋