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『累物語』
ふりがな文庫
『
累物語
(
かさねものがたり
)
』
承応二巳年八月十一日の黄昏のことであった。与右衛門夫婦は畑から帰っていた。二人はその日朝から曳いていた豆を数多背負っていた。与右衛門の前を歩いていた女房の累が足を止めて、機嫌悪そうな声で云った。 「わたしの荷は、重くてしようがない、すこし別 …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
微
(
うっ
)
累
(
かさね
)
秘
(
ひそか
)
中旬
(
なかごろ
)
黄昏
(
ゆうぐれ
)
燻
(
くすぶ
)
比
(
ごろ
)
女
(
むすめ
)
上流
(
かわかみ
)
別
(
わ
)
比
(
ころ
)
何人
(
だれ
)
数多
(
たくさん
)
承応
(
しょうおう
)
容貌
(
きりょう
)
睨
(
にら
)
樺色
(
かばいろ
)
傍
(
そば
)
淡竹
(
はちく
)
遮
(
さえぎ
)
狐
(
きつね
)
逢
(
あ
)
狸
(
たぬき
)
途
(
みち
)
甥
(
おい
)
退
(
の
)
磧
(
かわら
)
伴
(
つ
)
伜
(
せがれ
)
絹川
(
きぬがわ
)
菊
(
きく
)
菩提
(
ぼだい
)
許
(
もと
)
詞
(
ことば
)
跡方
(
あとかた
)
怨
(
うら
)
呼吸
(
いき
)
嘶
(
いなな
)
女子
(
おなご
)
姝
(
きれい
)
宥
(
なだ
)
寛文
(
かんぶん
)
巳年
(
みどし
)
強
(
し
)
径
(
みち
)
凄味
(
すごみ
)
死骸
(
しがい
)
怨念
(
おんねん
)
怨霊
(
おんりょう
)
悶掻
(
もが
)
憑
(
つ
)
懲
(
こ
)
教化
(
きょうげ
)
曳
(
ひ
)
業数
(
ごうすう
)
即
(
すなわ
)