トップ
>
嘶
ふりがな文庫
“嘶”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いなな
76.7%
いなゝ
9.6%
な
6.2%
いななき
4.1%
いば
2.7%
いなゝき
0.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いなな
(逆引き)
ちょうどその時、四五十歩を隔てた、夜店の賑かな中を、
背後
(
うしろ
)
の方で、一声高く、馬の
嘶
(
いなな
)
くのが、往来の
跫音
(
あしおと
)
を圧して近々と響いた。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
嘶(いなな)の例文をもっと
(50作品+)
見る
いなゝ
(逆引き)
惨
(
さん
)
として馬
嘶
(
いなゝ
)
かず、この間の花は、
磧撫子
(
かはらなでしこ
)
、
蛍袋
(
ほたるぶくろ
)
、
擬宝珠
(
ぎぼうし
)
、姫百合、
欵苳
(
ふき
)
、唐松草等にして、木は百中の九十まで
松属
(
まつぞく
)
の物たり。
霧の不二、月の不二
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
嘶(いなゝ)の例文をもっと
(14作品)
見る
な
(逆引き)
仕方がないから家と云うが、実のところは、家じゃもったいない。牛さえいれば牛小屋で馬さえ
嘶
(
な
)
けば馬小屋だ。何でも
草鞋
(
わらじ
)
を売る所らしい。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
嘶(な)の例文をもっと
(9作品)
見る
▼ すべて表示
いななき
(逆引き)
犬の吠え声、
凧
(
たこ
)
の唸り、馬の
嘶
(
いななき
)
、座頭の高声、弥次郎兵衛も来れば喜太八も来る。名に負う江戸の大手筋東海道の賑やかさは今も昔も変わりがない。
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
嘶(いななき)の例文をもっと
(6作品)
見る
いば
(逆引き)
出して、(しょうろく
四銭
(
しもん
)
で乗るべいか。)
馬士
(
うまかた
)
が、(そんなら、ようせよせ。)と言いやす、馬がヒインヒインと
嘶
(
いば
)
う。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
嘶(いば)の例文をもっと
(4作品)
見る
いなゝき
(逆引き)
外
(
そと
)
を
乘
(
の
)
り
回
(
まは
)
す
人
(
ひと
)
の
絹帽子
(
きぬばうし
)
の
光
(
ひかり
)
が
見
(
み
)
えた。
洋劍
(
さあべる
)
の
音
(
おと
)
だの、
馬
(
うま
)
の
嘶
(
いなゝき
)
だの、
遣羽子
(
やりはご
)
の
聲
(
こゑ
)
が
聞
(
きこ
)
えた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
嘶(いなゝき)の例文をもっと
(1作品)
見る
嘶
漢検1級
部首:⼝
15画
“嘶”を含む語句
嘶声
遠嘶
嘶馬
頞嘶叱
馬嘶
高嘶
“嘶”のふりがなが多い著者
吉川英治
野口雨情
南方熊楠
国枝史郎
黒島伝治
蒲原有明
ニコライ・ゴーゴリ
中里介山
小島烏水
ロマン・ロラン