“四銭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しもん50.0%
よんせん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出して、(しょうろく四銭しもんで乗るべいか。)馬士うまかたが、(そんなら、ようせよせ。)と言いやす、馬がヒインヒインといばう。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その八百屋の前を通った時、お君さんの視線は何かの拍子ひょうしに、葱の山の中に立っている、竹に燭奴つけぎを挟んだふだの上へ落ちた。札には墨黒々すみくろぐろ下手へたな字で、「一束ひとたば四銭よんせん」と書いてある。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)