“四谷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よつや96.2%
よツや3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四谷よつやとほりへ食料しよくれうさがしにて、煮染屋にしめやつけて、くづれたかはら壁泥かべどろうづたかいのをんで飛込とびこんだが、こゝろあての昆布こぶ佃煮つくだにかげもない。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
淀橋よどばし区、四谷よつや区は、大半焼け尽しました。品川しながわ区、荏原えばら区は、目下もっか延焼中えんしょうちゅうであります。下町したまち方面は、むしろ、小康状態に入りました」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
跫音あしおときこえぬばかり——四谷よツやとほりからあな横町よこちやうつゞく、さかうへから、しよな/\りてて、擦違すれちがつたとおもふ、とこゑ
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ず一番先に四谷よツや金物商かなものやへ参りましたが一年程居りまして駈出かけだしました、それから新橋しんばし鍜冶屋かじやへ参り、三つき程過ぎて駈出し、又仲通なかどおりの絵草紙屋えぞうしやへ参りましたが、十で駈出しました