“昆布”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんぶ69.2%
こぶ26.2%
コンブ3.1%
コブ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ガラスの蓋をした二ツの箱には、おみくじや、固い昆布こんぶがはいっていて、それらの品物がいっぱいほこりをかぶっている。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
四谷よつやとほりへ食料しよくれうさがしにて、煮染屋にしめやつけて、くづれたかはら壁泥かべどろうづたかいのをんで飛込とびこんだが、こゝろあての昆布こぶ佃煮つくだにかげもない。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
夜になると、亡者が此処から出て来て、昆布コンブ海胆ニノなどの磯のものを取り、戻って行ったとのことであった(幌別本町の板久孫吉老)。
ナニナニ?——海ノ底デネ、青イハカマハイタ女学生ガ昆布コブノ森ノ中、岩ニ腰カケテ考エテイタソウデス、エエ、ホントニ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)