“蚊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
か98.3%
あぶ0.8%
カ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてはや、念佛(ねんぶつ)、題目(だいもく)、大聲(おほごゑ)に鯨波(とき)の聲(こゑ)を揚(あ)げて唸(うな)つて居(ゐ)たが、やがて其(それ)も蚊(か)の鳴(な)くやうに弱(よわ)つてしまふ。取亂(とりみだ)さぬ者(もの)は一人(ひとり)もない。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
山茶花(さざんか)の咲く冬のはじめごろなど、その室の炭の匂(にお)いが漂って、淡い日が蘭(らん)の鉢植にさして、白い障子に翼(はね)の弱い蚊(あぶ)がブンブンいっているのを聞きながら
的(マト)言(イ)イアテルヨリハ、ワガ思念開陳(シネンカイチン)ノ体系(タイケイ)、筋(スジ)ミチ立(タ)チテ在(ア)リ、アラワナル矛盾(ムジュン)モナシ、一応(イチオウ)ノ首肯(シュコウ)ニ価(アタイ)スレバ、我事(ワガコト)オワレリ、白扇(ハクセン)サットヒライテ、スネノ蚊(カ)、追(オ)イ払(ハラ)ウ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)