“蚊屋”の読み方と例文
読み方割合
かや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暫くはなしを聞いているうちに、飾磨屋さんがいなくなったので聞いて見ると、太郎を連れて二階へ上がって、蚊屋かやらせて寐たと云うじゃありませんか。
百物語 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その晩、岸本はまだ旅から帰りたての客のような形で、兄の義雄と同じ蚊屋かやの内に寝た。高輪たかなわにあるこの新開の町ではもう一月も前から蚊屋をるという。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
高品さん夫妻にさえ話さず、売り残って半ば不用の本の詰った四つの本箱や、机や、やぶれ蒲団ぶとんや穴だらけの蚊屋かや。よごれたまま押入へ突込んである下衣したぎや足袋類。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)