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蚊柱
ふりがな文庫
“蚊柱”の読み方と例文
読み方
割合
かばしら
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かばしら
(逆引き)
江戸のもの音が、去った夏の夕べの
蚊柱
(
かばしら
)
のように、かすかに耳にこもるきり、大川の水は、
銀灰色
(
ぎんかいしょく
)
に濁って、洋々と岸を洗っています。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それからまたどの映画にも必ず根気よく実に根気よく繰返される退屈な立廻りが、どうも
孑孒
(
ぼうふら
)
の群や
蚊柱
(
かばしら
)
の運動を聨想させる。
雑記帳より(Ⅰ)
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
父
(
ちゝ
)
なるものは
蚊柱
(
かばしら
)
の
立
(
たつ
)
てる
厩
(
うまや
)
の
側
(
そば
)
でぶる/\と
鬣
(
たてがみ
)
を
撼
(
ゆる
)
がしながら、ぱさり/\と
尾
(
を
)
で
臀
(
しり
)
の
邊
(
あたり
)
を
叩
(
たゝ
)
いて
居
(
ゐ
)
る
馬
(
うま
)
に
秣
(
まぐさ
)
を
與
(
あた
)
へて
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
蚊柱(かばしら)の例文をもっと
(10作品)
見る
蚊
常用漢字
中学
部首:⾍
10画
柱
常用漢字
小3
部首:⽊
9画
“蚊”で始まる語句
蚊帳
蚊
蚊遣
蚊遣香
蚊遣火
蚊屋
蚊燻
蚊細
蚊針
蚊㡡
“蚊柱”のふりがなが多い著者
邦枝完二
林不忘
長塚節
泉鏡太郎
泉鏡花
江戸川乱歩
寺田寅彦
芥川竜之介