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撼
ふりがな文庫
“撼”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うご
38.9%
うごか
22.2%
ゆる
19.4%
ゆす
8.3%
ゆるが
5.6%
ふる
2.8%
ユルガ
2.8%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うご
(逆引き)
踔厲風発
(
たくれいふうはつ
)
、説き来り説き去って、拍手喝采四壁を
撼
(
うご
)
かす時、傍聴席上の一老僧はソーッとハンケチをポケットから引出して目に押当てた。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
撼(うご)の例文をもっと
(14作品)
見る
うごか
(逆引き)
伊良湖の村に入る一里ほど手前あたりまで行くと、その小さな山脈は漸く尽きて、その隙間から、太平洋の怒濤が地を
撼
(
うごか
)
すやうにきこえて来た。
伊良湖岬
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
撼(うごか)の例文をもっと
(8作品)
見る
ゆる
(逆引き)
人生の
粋
(
すい
)
な味や意気な味がお糸さんの声に乗って、私の耳から心に
染込
(
しみこ
)
んで、生命の髄に触れて、全存在を
撼
(
ゆる
)
がされるような気がする。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
撼(ゆる)の例文をもっと
(7作品)
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▼ すべて表示
ゆす
(逆引き)
それが、顔
全体
(
いつたい
)
を恐ろしくして見せるけれども、笑ふ時は
邪気
(
あどけ
)
ない
小児
(
こども
)
の様で、小さい眼を愈々小さくして、さも面白相に肩を
撼
(
ゆす
)
る。
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
撼(ゆす)の例文をもっと
(3作品)
見る
ゆるが
(逆引き)
忽ち喝采の聲は柱を
撼
(
ゆるが
)
さんとせり。こは未だその藝を讚むるならずして、先づ其色を稱ふるなり。
所以者何
(
ゆゑいかに
)
といふに、彼は今
纔
(
わづか
)
に
場
(
ぢやう
)
に上りて、未だ
隻音
(
せきおん
)
をも發せざればなり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
撼(ゆるが)の例文をもっと
(2作品)
見る
ふる
(逆引き)
それでも
暫
(
しばら
)
くすると
病人
(
びやうにん
)
は
復
(
ま
)
た
意識
(
いしき
)
を
恢復
(
くわいふく
)
して、びり/\と
身體
(
からだ
)
を
撼
(
ふる
)
はせて、
太
(
ふと
)
い
繩
(
なは
)
でぐつと
吊
(
つる
)
されたかと
思
(
おも
)
ふやうに
後
(
うしろ
)
へ
反
(
そりかへ
)
つて、
其
(
その
)
劇烈
(
げきれつ
)
な
痙攣
(
けいれん
)
に
苦
(
くる
)
しめられた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
撼(ふる)の例文をもっと
(1作品)
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ユルガ
(逆引き)
徹夜ノ西風ハ
破扉
(
ハヒ
)
ヲ
撼
(
ユルガ
)
シ
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
撼(ユルガ)の例文をもっと
(1作品)
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撼
漢検1級
部首:⼿
16画
“撼”を含む語句
震撼
喧騒震撼
撼動
撼揺
震撼的
“撼”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
徳冨蘆花
二葉亭四迷
夏目漱石
ロマン・ロラン
倉田百三
田山花袋
内田魯庵
中島敦
田山録弥