“恢復”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かいふく86.0%
くわいふく7.6%
とりかえ2.3%
かへ0.6%
くゎいふく0.6%
とりかえし0.6%
とりかへ0.6%
とりかへし0.6%
なお0.6%
よみがえ0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“恢復”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.8%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
生来あまり健康でない法水は、あのみぞれの払暁に起った事件の疲労から、全然恢復かいふくするまでになっていなかった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
実際、今日の人間の多くはコンヴァレサンス(病気の恢復かいふく)としてしか健康を感じることができないのではなかろうか。
人生論ノート (新字新仮名) / 三木清(著)
恢復くわいふくしかけた病後びやうご疲勞ひらうよるねばるやうなあせ分泌ぶんぴさせた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
私は三度まで足がたなくなつて、三度目に立たなくなつた足が今は恢復くわいふくの望みもなくなつてゐる。
筑波ねのほとり (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
「頭が痛む。……体が痛む。……訳がわからない。……どうしたのだろう?」半分なかば意識を恢復とりかえした中で山県紋也はこう思った。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
父の信用を恢復とりかえせそうなのと、母親に鼻をあかさせるのが、気色きしょくが好かった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
ねがはくは日本よ、なんぢ朝の薄きスフの外套に包まれ、生ける国に恢復かへるその日まで、
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それにお前さんのからだは大地の底に居たときから慢性りょくでい病にかかって大分軟化してますからね、どうも恢復くゎいふくの見込がありません。
楢ノ木大学士の野宿 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「ここんとこで、一つ気をそろえて、みっちり稼がんことにゃ、この恢復とりかえしがつきません」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
さう言つて島村氏の健康を気遣つた上田氏は、不図ふとした病気からもろくも倒れてしまひ、草臥くたびれて欠伸ばかり続けてゐた抱月氏は、そのずつと健康を恢復とりかへしてぴち/\してゐる。
——耶路撒冷イエルサレムくのです、聖地せいち恢復とりかへしくのです。
どうだ、自分で心を弱くして、とても活きられない、死ぬなんぞと考えないで、もう一度石にくいついても恢復なおって、生樹なまきを裂いた己へ面当つらあてに、早瀬と手を引いて復讐しかえしをして見せる元気は出せんか、意地は無いか。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
甲府城下は恢復よみがえって来た。あちこちから笑い声が聞こえるようになった。少年達の歌う声にも、犬や、鶏の鳴き声にも、争われない歓喜があった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)