“生樹”の読み方と例文
読み方割合
なまき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう一度石にくいついても恢復なおって、生樹なまきを裂いた己へ面当つらあてに、早瀬と手を引いて復讐しかえしをして見せる元気は出せんか、意地は無いか。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
村の男は手ごろの河原石を持って岩のくぼみの上で、いだ生樹なまきの皮をびしゃびしゃとつぶしていた。
岩魚の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)