“かいふく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
恢復92.6%
回復5.5%
快復1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばらくして復一が意識を恢復かいふくして来ると、天地は薔薇色に明け放たれていて、谷窪の万象は生々の気を盆地一ぱいにかおらしている。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
船の修繕には約三十日をついやしたが、そのあいだにドノバンは、しだいに健康を回復かいふくして、つえにすがりながら一同の工事を見まわるようになった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
さればぞ姉がわが快復かいふくを祈ることばもわれに心を狂はすやう、わざとさはいふならむと、ひとたびおもひてはふべからず、力あらばほしいままにともかくもせばやせよかし、近づかば喰ひさきくれむ
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)