“快復”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいふく80.0%
くわいふく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、やっと元気げんき快復かいふくして、はっきりと、またくようになったのは、あるおおきな盆栽師ぼんさいし庭園ていえんでありました。
しんぱくの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
さればぞ姉がわが快復かいふくを祈ることばもわれに心を狂はすやう、わざとさはいふならむと、ひとたびおもひてはふべからず、力あらばほしいままにともかくもせばやせよかし、近づかば喰ひさきくれむ
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
それからわづらひついて、何時いつまでつてもなほらなかつたから、なにもいはないでうちをさがつた。たゞちにわすれるやうに快復くわいふくしたのである。
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)