“快方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いいほう37.5%
いゝはう12.5%
かいほう12.5%
くわいほう12.5%
こゝろよく12.5%
よきかた12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余計に悪くなってたまるもんか、このせつ心持こころもち快方いいほうだっていうけれど、え、魚気さかなっけを食わねえじゃあ、身体からだが弱るっていうのに、父爺はね、なまぐさいものにゃはしもつけねえで
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
餘計よけいわるくなつてたまるもんか、このせつ心持こゝろもち快方いゝはうだつていふけれど、え、魚氣さかなつけはねえぢやあ、身體からだよわるつていふのに、父爺ちやんはね、なまぐさいものにやはしもつけねえで
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
院長たちの手あつい治療によって、谷博士はだんだん快方かいほうに向かった。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いろ/\のうわさくにつけ、最早もはや貴方あなたも、日出雄ひでをも、まつたひととのみおもさだめ、また、一方いつぽうには、本國ほんごくあにやまひおもわずらつてりましたが、さひはひ、あにやまひはだん/″\と快方くわいほうよし
立しより是迄に過半くわはんつかすてし上此處にて斯一年餘りの病氣に藥代やくだいは元より旅籠はたご其の外の物入りに大概たいがいつかひ失し今はたくはへものこり少なになりければかくては當所に長く逗留とうりうも成難し然ばとてをつとの病氣今少し快方こゝろよくならねば出立も成まじとお花は一人心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
申しけれども丁山も餘り度々たび/\のことなれば然々さう/\工面くめんも出來ず併し母樣が御病氣ならば主人へ願ひ兩人で引取ひきとり何の樣にも看病かんびやう致さんうぞさうして給はれといはれて長庵驚愕びつくりせしがお安も追々おひ/\快方よきかたなれば近き内に連て來て兩人にあはして遣りませう金が出來ずば夫でよしとは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)