“快走艇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヨット75.0%
コトル12.5%
ヤット12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが夫人おくさん、貴女はそれによって艇長が属していた快走艇ヨット倶楽部くらぶ——王立カリンティアン倶楽部の三角旗を指摘したのでしたね。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
軍艦を捨てるよりもサン=ルイに快走艇コトルをやって、僚艦の救援を求めるほうが早道だという単純な理窟が誰の頭にも浮ばなかったというのは、ふしぎなことであった。
海難記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
停車場と機関庫の間に一線ひとすじの海が光っていた。そこに快走艇ヤットの赤い三角帆がコルシカからの微風を享楽していた。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)