“ヨット”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
快走艇37.5%
快走船18.8%
遊艇12.5%
帆艇12.5%
快遊船6.3%
帆走船6.3%
遊船6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫人は御承知でしょうが、シュテッヘ大尉は、フォン・エッセン閣下の莫逆ばくぎゃくの友でありまして、同じ快走艇ヨット倶楽部でも、シーワナカの支部に属しておりました。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「ホテルを作ったら、ここに白鳥を放して、快走艇ヨットや遊覧ボートをうかべて、日本へ来る外人客をみんな呼ぶんだって、パパは楽しみにし切ってましたのよ……」
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
英吉利イギリス海軍の快走艇ヨットだ。
赤い帆の快走船ヨット、白い帆の快走船。また、猫背なヤンコの鉄骨の上には、秋の午後の陽がとろりとうすずいて、C字形の築港に抱かれた港内の海はまるで思春期の猟虎ラッコの肌みたいに滑らかだ。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
頭の工合が悪いからこそ、こんな海岸へ養生に来たのよ、だいいち、コン吉にしたところが、同じ目的でやって来たのだから、願ってもない良い仲間コオパンじゃないこと、もし幸い君の頭が、あのひとの頭より少しでもましなら、せいぜい看病してあげたまえ、それこそ同病相憐れむっていうものよ、なにしろ公爵は、大きな遊艇ヨットや、すばらしい競馬うまを持っているそうだから、この冬はずいぶん愉快に暮らせるに違いないわね。
もっと一方いっぽうは、そんなふうに——よし、村のものの目からは青鬼あおおに赤鬼あかおにでも——ちょうの飛ぶのも帆艇ヨットかと見ゆるばかり
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
快遊船ヨットから降りさえすれば、レエヌさんと無意味な対立などをしなくともすむし、エステル夫人やベットオさんのうるさい気持の反射なども感じなくともすむ。
キャラコさん:05 鴎 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
午後その池のおもては子供らが浮べる帆走船ヨットの玩具で十八世紀のロンドン・ドックのようだった。
ロンドン一九二九年 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
英皇およびドイツ皇帝の遊船ヨットにもこの装置を備えてあるそうだ。
話の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)