“ヨット”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
快走艇33.3%
快走船20.0%
帆艇13.3%
遊艇13.3%
帆走船6.7%
快遊船6.7%
遊船6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鷹の城ハビヒツブルグ』を快走艇ヨットに外装した——それが、古臭いバドミントン叢書になんの関係があるんだい。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ああそれは、王立ロイヤルカリンティアン快走艇ヨット倶楽部くらぶ員としての、面目だったのでしょうか。いいえいいえ、私はけっしてそうとは信じません。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
トム公は、草原の中に乾いている快走船ヨットの中で、阿片あへんの混合している噛み煙草を噛んで、黄いろい泡を口の中で揉みながら、夕方の空をながめていた。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
聞くところによればユーゴーは快走船ヨットの上へ寝転ねころんで文章の趣向を考えたそうだから、船へ乗って青空を見つめていれば必ず逆上受合うけあいである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
フランボーがウェストミンスターにある彼の探偵事務所の仕事を一月休んだ時に、彼は撓舟かいぶねのように小さい、一艘の小型の帆艇ヨットに乗って旅に出た。
もっと一方いっぽうは、そんなふうに——よし、村のものの目からは青鬼あおおに赤鬼あかおにでも——ちょうの飛ぶのも帆艇ヨットかと見ゆるばかり
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その貴賓とは、排水量六千トンを有する軽巡洋艦のごとき遊艇ヨットに搭乗して、カッシニ河岸に到着せられたる支那の王族チャン氏夫妻、ならびにフィンランドのモンド大公爵である。
「日モナ戦争は日本の敗けだ。われわれが抵当にならぬうちに、どうだろう、タヌ君、もうそろそろ退却しようではないか。僕はもう、城も、遊艇ヨットも欲しくない。ニースのホテルへ帰って心おきなく給仕ギャルソンを呼びつけてみたい。それが僕の望みだ」と、半ば慰め顔にこれだけいうと、タヌは激昂の余憤がいまだおさまらぬらしく、
午後その池のおもては子供らが浮べる帆走船ヨットの玩具で十八世紀のロンドン・ドックのようだった。
ロンドン一九二九年 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「あたし、きょう、快遊船ヨットを降りるのよ。あなた、あたしのおともなんだから、あなたも、まごまごしないで支度をなさい」
キャラコさん:05 鴎 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「ああ、あなたたちだったのね。あまり遅いから、もう、快遊船ヨットにいらっしゃらないのだと思っていましたわ」
キャラコさん:05 鴎 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
英皇およびドイツ皇帝の遊船ヨットにもこの装置を備えてあるそうだ。
話の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)