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快走船
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ヨット
ふりがな文庫
“
快走船
(
ヨット
)” の例文
ボア・ド・ブウロニュ街の
薔薇
(
ばら
)
いろの大理石の館、人知れぬロアル河べりの
蘆
(
あし
)
の中の
城
(
シャトウ
)
、ニースの
浪
(
なみ
)
に
繋
(
つな
)
ぐ
快走船
(
ヨット
)
、
縞
(
しま
)
の
外套
(
がいとう
)
を着た競馬の馬
雪
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
聞くところによればユーゴーは
快走船
(
ヨット
)
の上へ
寝転
(
ねころ
)
んで文章の趣向を考えたそうだから、船へ乗って青空を見つめていれば必ず逆上
受合
(
うけあい
)
である。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
トム公は、草原の中に乾いている
快走船
(
ヨット
)
の中で、
阿片
(
あへん
)
の混合している噛み煙草を噛んで、黄いろい泡を口の中で揉みながら、夕方の空をながめていた。
かんかん虫は唄う
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
善美を尽した私有
快走船
(
ヨット
)
エイメ号に招待して豪奢な水上の避暑旅行に出た。
海妖
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
赤い帆の
快走船
(
ヨット
)
、白い帆の快走船。また、猫背なヤンコの鉄骨の上には、秋の午後の陽がとろりと
舂
(
うすず
)
いて、C字形の築港に抱かれた港内の海はまるで思春期の
猟虎
(
ラッコ
)
の肌みたいに滑らかだ。
かんかん虫は唄う
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
快
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
走
常用漢字
小2
部首:⾛
7画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“快走”で始まる語句
快走艇
快走艇着
快走艇術