“帆走船”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほまへせん50.0%
ヨット50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軍事上ぐんじじやう大發明だいはつめい——一だい帆走船ほまへせん——三十七めい水兵すゐへい——化學用くわがくよう藥品やくひん是等これらからおもあはせるとおぼろながらも想像さうぞう出來できことはない。
櫻木大佐さくらぎたいさその姿すがたかくすとともにかの帆走船ほまへせんその停泊港ていはくかうらずなり、あはせて大佐たいさ年來ねんらい部下ぶかとしてかみごとおやごとくに服從ふくじゆうせる三十七めい水兵すゐへいその姿すがたうしなひたりといへば
山の手ウエストエンドの公園ケンシントン・ガーデンにもこういう池があった。午後その池のおもては子供らが浮べる帆走船ヨットの玩具で十八世紀のロンドン・ドックのようだった。
ロンドン一九二九年 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)