“山の手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ウエスト33.3%
ウエストエンド33.3%
バイロ・アルト33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、山の手ウエスト人は食慾を失い、ロンドンが踏んまえている者の鼻面へオーデコロンをぬった鼻面を擦りつけさせられなければならぬ。
ロンドン一九二九年 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
山の手ウエストエンドの公園ケンシントン・ガーデンにもこういう池があった。午後その池のおもては子供らが浮べる帆走船ヨットの玩具で十八世紀のロンドン・ドックのようだった。
ロンドン一九二九年 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
だから、リンピイを先に妙に黙りこくった一行がどんどん山の手バイロ・アルト——高い区域——の坂を登って行った。マルガリイダの家へ。