“山谷”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さんや61.2%
さんこく34.3%
たに1.5%
やまたに1.5%
やまだに1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“山谷”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 日本文学1.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.1%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「左様でございます。山谷さんやの正伝寺に父親の墓があります。かたきを討った弟は、そこへ行ったに相違ございません」
山谷さんや立場たてばで休んで犬目いぬめへ向けて歩ませた時分に、傍道わきみちから不意に姿を現わした旅人がありました。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
山谷さんこくの風をしてほしいままに汝を吹かしめよ』、自分はわが情とわが身とを投げ出して自然のふところに任した。
小春 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
なるほど静かなものだなあ、まるで四方千里、人烟じんえんを絶した山谷さんこくの中に置き放されたような心持がする。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この人、山谷たにの間に田を作りければ、耕人たひとどもの飮食をしものを牛に負せて、山谷たにの中に入るに、その國主こにきしの子あめ日矛ひぼこに遇ひき。
ここにその人に問ひて曰はく、「いまし飮食を牛に負せて山谷たにの中に入る。いましかならずこの牛を殺して食ふならむ」といひて、すなはちその人を捕へて、獄内ひとやに入れむとしければ、その人答へて曰はく、「吾、牛を殺さむとにはあらず、ただ田人の食を送りつらくのみ」といふ。
むかし、むかし、大むかし、この木は山谷やまたにおおった枝に、累々るいるいと実をつづったまま、静かに日の光りに浴していた。
桃太郎 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
あしひきの山谷やまだに越えてづかさにいまくらむうぐひすのこゑ 〔巻十七・三九一五〕 山部赤人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)