“女衒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜげん97.5%
ぜけん2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女衒ぜげんの悪いのに引っ掛って、手取りたった二十八両、その時はもう元金が百三十両で、一年の利子にもならない始末でございました
おつねは長屋の人にたのんで、山谷さんやあたりにいる女衒ぜげんに話して貰って、よし原の女郎屋へ年季一杯五十両に売られることになりました。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「いやどうも」と、かまきりのやうな三角な顏をした女衒ぜけんは額をでた。「これぢや話がてんで違つてまさア。」
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)