“山女衒”の読み方と例文
読み方割合
やまぜげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姉のお定は三五郎という山女衒やまぜげん——やはり判人はんにんで、主に地方の貸座敷へ娼妓しょうぎを売込む周旋をするのだとか申します。
蜘蛛の夢 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
つけろ。それから如才じょさいもあるめえが、亀吉とでも相談して、新宿あたりの山女衒やまぜげんをあさってみろ。このごろ宿場の玉を売り込みに行った奴があるかも知れねえ
半七捕物帳:60 青山の仇討 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その晩すぐ近所の山女衒やまぜげんを呼んで来て、潮来いたこへ年一杯四十両ということに話がきまりました。
半七捕物帳:02 石灯籠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)