“女房”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にょうぼう22.0%
にようばう14.9%
かみさん14.1%
にょうぼ11.6%
おかみ6.6%
にようぼ5.8%
にようぼう4.6%
かみ3.7%
かかあ2.9%
かない2.5%
つま2.1%
かゝあ1.7%
おかみさん1.2%
かか0.4%
かゝ0.4%
じゃアまア0.4%
おっか0.4%
おんなあるじ0.4%
こいつ0.4%
これ0.4%
じゃあま0.4%
つれあい0.4%
にょぼう0.4%
はようばう0.4%
ばば0.4%
ふじん0.4%
やつ0.4%
ニョウボウ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女房は、にこにことして、なにかにのせて、あちらへんでいました。こちらには、びっこのが、さびしそうにしてっている。
赤いガラスの宮殿 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ふん、坊主か」とつてへたが、「つてるから、こゝへせ」とけた。そして女房ませた。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
女房は、つちやつた。可恐しくいんです。が、たれないといふのはしいてんで、それにされるやうにして、ひよろ/\。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
お前がをぽんと投付けてだと云ったので、何うも堅い娘だ、感心だ、あんな女を女房に貰わないではが一旦口を出したのが恥だから
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
仕立やの店は、その実女房さんのお稽古所だったのだ。常磐津のおしょさんだった文字春さんの家が仕立や井坂さんになったのだ。
女房く、御大層な事をお言ひでないうちのお米が井戸端へ持つて出られるかえ其儘りのつたのは、辛辣な後者のに帰したのだらう(十八日)
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
人間女房しくるほど、勇気へるはない。それにつけても、それ、そのがいたはしい。つた、ばしやり、ばしやん。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
歩行くより難儀らしいから下りたんですがね——饂飩酒場の女給も、女房さんらしいのも——その赤い一行は、さあ、何だか分らない、と言う。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
四十親仁で、これの小僧の時は、まだ微禄をしません以前の……その婆のとこに下男奉公、女房も女中奉公をしたものだそうで。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
亭主といふものは、女房を里帰りさせるか、それとも自分が遠くへ旅立でもしなければ、滅多に女房の手紙を読む機会に出会さない。
天井があれ御覽、とをさすに、やの女房めとしてにあるみなひころげぬ。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
斯ういふ奴は女房大明神と崇め奉つて奴隷となるを甘んじてゐるのだから、邸の嬢様のやうな温和しい美しいのでは勿躰ない
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
「おお、湿った手拭を入れておいたな、だらしのない、袂が濡れた。成る程女房には叱られそうなこッた。」
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
十兵衛がのっそりで浮世の怜悧な人たちの物笑いになってしまえばそれで済むのじゃ、連れ添う女房にまでも内々活用の利かぬ夫じゃとたれながら
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
情無い此我はよと、羨ましいがつひじて女房にも口きかず泣きながら寐ました其夜の事、五重塔を作れ今直つくれと怖しい人に吩咐けられ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
さん宗慈寺の永禪和尚と云う者はえらい悪党でありみすと、前町の藤屋七兵衞と云う荒物屋が有って、その女房のお梅というのとえ事をしたと思いなさませ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「坊主、咽喉が乾いたろうで、水のかわりに、なものを遣るぞ。おお、女房肖如だい。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
れた吾妻下駄、かろころ左褄を取ったのを、そのままぞろりと青畳に敷いて、起居蹴出しの水色縮緬。伊達巻で素足という芸者家の女房
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
女房を連れ出すにも、なかなか、なんのかのと言い渋るので手拈ずッたが、俺の夢見に二タ晩も岳廟の神があらわれて、きょうまでの魔邪は水に流し、以前の夫婦仲を誓い直せと
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
国に女房子を置放しにした罰が一緒に報って来て私は女房のかの字を受けたと見えて痳病と来ました、これがまた二度めの半病床と来てつことが出来ませんで
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
眞「じゃア藤屋の女房と悪い事やって居るか」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼のこの趣味も元来好きな道とは言いながら寄る年浪に跡目もなく、若いころの一粒種は行方知れず、ことに三年前に女房に別れてからというものは
鉄叫子。すぐ奥へ行って、毋大虫やおれの妻に助太刀してくれ。そして祝夫人や侍女などは殺さぬように、どこか一つの女房(女部屋)へ押しこめておくがいいぜ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼等各自つて種々れた性情薄闇にこつそりとつて表現されてた。女房言辭悉皆驚愕表情はしめた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
『うちの女房が、きょうは住吉の縁家までまいって留守じゃ。よしよし遺書をして参ろうか。数右衛門、暫時、失礼申すぞ』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その妻は日眼女といひ、夫におとらぬ志を持した人で、この女房が年廿八の出産のをりに
長「直にったって大騒ぎなんで、家内に少し取込があるんで、年頃の一人娘のあまっちょが今朝出たっきりらねえので、内の女房心配してえるんでね」
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
女房ノヘソクリンデ短銃ウガキトキメキ、一読、ムセビイテ、三嘆、ワガクダラナクチツケタキイ、アア、姿ノミ燦然マワリノ石坂君
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)