“思込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもひこ60.0%
おもいこ20.0%
おもひこみ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
も/\若氣わかげ思込おもひこんだやうな顏色かほいろをしてつた。川柳せんりう口吟くちずさんで、かむりづけをたのし結構けつこう部屋へやがしらの女房にようばうしからぬ。
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
全国の人がただ政府の一方を目的にしてほかに立身の道なしと思込おもいこんで居るのは、畢竟ひっきょう漢学教育の余弊で、所謂いわゆる宿昔しゅくせき青雲の志と云うことが先祖以来の遺伝に存して居る一種のまよいである。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
とぢて控へたり此時名主なぬし甚左衞門進出て申す樣只今願のおもむ委細ゐさい承知しようち致したり扨々驚き入たる心底しんてい幼年には勝りし發明はつめい天晴あつぱれの心立なり斯迄思込おもひこみし事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)