“思案”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しあん94.5%
じあん4.1%
かんがえ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小鳥ことりは、まず屋根やねうえまりました。そして、これからどっちへかってげていったらいいかと、しばし思案しあんにふけったのです。
めくら星 (新字新仮名) / 小川未明(著)
(そういう事なら、ぜひ共、主人もお加えくださいませ。とかく良人たくは引っ込み思案じあんで、今日迄にも何遍なんべん、仕官の口をはずして居りますことやら——)
死んだ千鳥 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
処が十日ばかり前に小石川こいしがわから来て私に妾になれと言わないばかりなのよ、あのお前の思案かんがえ一つでお梅や源ちゃんにも衣服きものが着せてやられて、甘味おいしいものが食べさされるッて……
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)