“甘味”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うま27.1%
うまみ14.6%
あまみ12.5%
おい8.3%
かんみ8.3%
おいし8.3%
あま4.2%
うまい4.2%
スウイティ2.1%
あまき2.1%
あまさ2.1%
いし2.1%
おいしい2.1%
スウィイト2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あいと脚絆の膝をよじって、胸を、くの字なりに出した吸付煙草。亭主が、ふっかりと吸います、その甘味そうな事というものは。……
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
万一射ちころされたとしても散々甘味な酒にれたあとの僕にとって『死』はなんの苦痛でもなければ、制裁とも感じない。
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そしてその味は夏蜜柑ほどっぱくなくて甘味を有している。これは四、五月ごろに市場にれ、サマー・オレンジと称している。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
鹿児島が恋しいとはお思いになりませんか。霧島山が、桜島が、城山が、熱いお茶にカルカンの甘味しい頃ですね。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
此れ便先考来青山人往年滬上より携へ帰られし江南の一奇花、わが初夏の清風に乗じて盛に甘味を帯びたる香気を放てるなり。
来青花 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
其處へ、色のいゝ甜瓜を盛つた大きい皿を持つて、靜子が入つて來た。『餘り甘味しくないんですけど……。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
どこの桑の実には蟻がたかってどこの実よりも甘味いとか、どこの藪の幾本目の竹の節と、またそこから幾本目の竹の節とが寸法がっているとか、いつの間にか
洋灯 (新字新仮名) / 横光利一(著)
先刻、君は私の手料理になる栄螺を、鱈腹べてくれたね。ことに君は、×××××、尖端に摘みあげて、こいつは甘味といって、嬉しそうに食べたことを覚えているだろうね。
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
西班牙の若い娘はすべてその近隣甘味である。だから、ペトラもこの公約により主馬頭街の Sweety だった。
「万歳万歳」の声は四方に起り、一同は甘味に付くように水汲み隊の周囲に集り、を鳴らして水筒の口から水をる。そのい事! 甘露ともなんともえようがない。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
堪へぬ甘味の花蔭よりる楽の音……消え行く心。
青菜を擦ってこしらえた食物を彼等は一等お甘味そうにして食べた。
田舎医師の子 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)
処が十日ばかり前に小石川から来て私に妾になれと言わないばかりなのよ、あのお前の思案一つでお梅や源ちゃんにも衣服が着せてやられて、甘味ものが食べさされるッて……
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
甘味めつくしたと言ったような、一種の当りのいい人なつこさが溢れ、そしてその黒い細い眼の底に、えの、ついぞ見ねえだが