“尖端”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
せんたん45.3%
さき36.5%
とっさき2.9%
とつさき2.2%
とつぱな2.2%
きっさき1.5%
とがり1.5%
とっぱな1.5%
はし1.5%
あたま0.7%
(他:6)4.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“尖端”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
螺旋形らせんけい尖端せんたん螺釘らていごと前方ぜんぽう大木たいぼくねぢ
おもふに此利噐このりきは前にかかげたる獸骨器とひとしく、もり尖端せんたんとして用ゐられしものなるべし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
また俎板に残った臓腑は白子、真子を一々串の尖端さきで選り分けて塩辛に漬ける。これが又非常に贅沢な風味のあるものらしかった。
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
ひよツとして、本場の上等鰹節のない時は、白醤油を皿に入れ、それを箸の尖端さきで䑛めつゝ、可味うまさうに飯の實を味つてゐた。
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
梶棒の尖端とっさきを持ってがた/\ゆるがせて、建部の屋敷裏手までまいると、藤川庄三郎曲り角の所から突然だしぬけ車夫しゃふの提灯を切って落した。
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と松山が大声で叫んだので、みると、指の尖端とっさきを口中に入れてめていた。
麻雀殺人事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「ところが、よく調べて見ると、あの水の上に突き出した棧敷さじき尖端とつさきの方の繩が、十ヶ所ばかりきつてあつたのだ」
沈光ちんくわう尖端とつさきぢてぞくたゝかうて十數人じふすうにんる。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
尖端とつぱなからはじめて、からだ全然すつかりえなくなつてしまつても
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
生きの身の吾が身いとしも鯛釣るとけふも岬の尖端とつぱな
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
不幸な露国皇帝が彼の死を死んだ運命の尖端きっさきは、非常に微細な片言の裡に変形して現われて居ります。
C先生への手紙 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
時がたつに従っていかなる尖端きっさきも鈍ってくる。
柵の頭の尖端とがり々々には、殆んど一本毎に真赤な蜻蛉が止つて居る。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
目前の獲物に気を奪われていた𤢖共は、暗い中から突然おどり出たお葉の姿に驚くひまもなく、彼女かれ逆手さかてに持ったる簪の尖端とがりは、冬子に最も近き一人いちにんの左の眼に突き立った。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
向こうのおかに現われた敵軍の大勢! 丸二つ引きの旗をへんぽんとひるがえして落日を後ろにおか尖端とっぱな! ぬっくと立った馬上の大将たいしょうはこれ歴史で見た足利尊氏あしかがたかうじである。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
右の砂浜の尖端とっぱな
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
車台の床に投げられている彼女の視線には、青年が持っている細身のとうのステッキの尖端はしだけしか映っていなかった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
車台の床に投げられてゐる彼女の視線には、青年が持つてゐる細身の籐のステッキの尖端はしだけしか映つてゐなかつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
『どうせ違ってるさ。それでね、僕も看客の一にんになってその花道を行ったとし給え。そして、並んで歩いてる人から望遠鏡を借りて前の方を見たんだがね、二十里も前の方にニコライの屋根の尖端あたまが三つばかり見えたよ』
火星の芝居 (新字新仮名) / 石川啄木(著)
と見ると、怪し火は、何と、ツツツと尾をきつつ、先へななめに飛んで、その大屋根の高い棟なる避雷針の尖端とったんに、ぱっと留って、ちらちらと青く輝きます。
雪霊続記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
中空をおおうて四方から押被おっかぶさってそびえ立つ——その向ってくべき、きざきざの緑の端に、のこのこと天窓あたまを出した雲の峯の尖端とっぱしが、あたかも空へ飛んで
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
佐内坂の崖下、大溝おおどぶ通りを折込おれこんだ細路地の裏長屋、棟割むねわりで四軒だちの尖端とっぱずれで……崖うらの畝々坂うねうねざかが引窓から雪頽なだれ込みそうな掘立一室ほったてひとま
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さきなゝめんで、大屋根おほやねたかむねなる避雷針ひらいしん尖端とつたんに、ぱつととまつて、ちら/\とあをかゞやきます。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
その高い、高い天蓋やね尖端とんがり、それに、朝日が最初の光を投げ、夕日が最後の光を懸ける……。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
ふえいたらをどれ、なんでも舶來はくらいもののなへならべること、尖端モダン新語辭典しんごじてんのやうになつたのは最近さいきんで、いつか雜曲ざつきよくみだれてた。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)