雪霊続記せつれいぞくき
機会がおのずから来ました。 今度の旅は、一体はじめは、仲仙道線で故郷へ着いて、そこで、一事を済したあとを、姫路行の汽車で東京へ帰ろうとしたのでありました。——この列車は、米原で一体分身して、分れて東西へ馳ります。 それが大雪のために進行が続 …
作品に特徴的な語句
それの 尖端とったん つつ 寂寞さびしさ ゆるし よそ しま まっ 白墨チョオク あやぶ おおき うも とざ ねむ がた むき 一斉いちどき はし かさな つらな とお よそおい いら よね めしい まばら 泡沫あわ 揺上ゆすりあげ ひっ そこひ おのれ かっ さかさま 一事あるよう ぜん にん 穿うが はた 爺婆じいばあ そばだ いろり すま ながれ 蘇生よみがえ 桟橋かけはし 蜿々うねうね 使つかい すう つか とう ゆす 怪火あやしび 忽然こつねん さき はるか かすか いわ おさ あらわ 卓子テエブル 頭突ずつ 降埋ふりうず 家名いえな きま ばば 可懐なつかし あられ 雨竜あまりょう あい 蔦屋つたや 荷銃にないづつ おもて 茫然ぼうぜん 若狭わかさ 俄然がぜん かしら 自棄やけ 背嚢はいのう くるま こも 吹溜ふきだま 駈込かけこ あお 食饌しょくせん やしろ さっ はず 頼母たのも ののし あか 粉雪こゆき 群青ぐんじょう 米原まいばら 俯向うつむ
題名が同じ作品
雪霊続記 (旧字旧仮名)泉鏡花 (著)