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泡沫
ふりがな文庫
“泡沫”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ほうまつ
41.8%
うたかた
17.7%
あわ
16.5%
しぶき
11.4%
あぶく
10.1%
しはぶき
1.3%
はうまつ
1.3%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほうまつ
(逆引き)
全体として言えば、彼は
瘴癘
(
しょうれい
)
の気よりも
泡沫
(
ほうまつ
)
を愛し、下水よりも急流を愛し、モンフォーコンの湖水よりもナイヤガラ
瀑布
(
ばくふ
)
を愛した。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
泡沫(ほうまつ)の例文をもっと
(33作品)
見る
うたかた
(逆引き)
「さあれ、十年と経てば、この水のように、
淙々
(
そうそう
)
と、すべては
泡沫
(
うたかた
)
の跡形もない。——平家の、源氏のと、憎しみおうた人々の戦の跡には何もない」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
泡沫(うたかた)の例文をもっと
(14作品)
見る
あわ
(逆引き)
この管から彼は速に、二十乃至三十の
泡沫
(
あわ
)
を吹き出すのだが、それが空中を漂って行く有様は、管から紙片を吹き出すようである。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
泡沫(あわ)の例文をもっと
(13作品)
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▼ すべて表示
しぶき
(逆引き)
船と船とが行き合ふと、緩かな汽笛が響いて、よどんだ水がうねりとうねりの間でせせ笑ふやうに白い
泡沫
(
しぶき
)
を立てたりした。
修道院の秋
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
泡沫(しぶき)の例文をもっと
(9作品)
見る
あぶく
(逆引き)
汁などに入れて食べるが、軽くてプクプク浮いている。歯ごたえもなければ、香りも、味も、そっけもない、
泡沫
(
あぶく
)
の固まりのようなものだ。
ある偃松の独白
(新字新仮名)
/
中村清太郎
(著)
泡沫(あぶく)の例文をもっと
(8作品)
見る
しはぶき
(逆引き)
その金色の
泡沫
(
しはぶき
)
は、彼女の髪毛に花となる。
ランボオ詩集
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
泡沫(しはぶき)の例文をもっと
(1作品)
見る
はうまつ
(逆引き)
臨死
(
みまから
)
むとする時、長歎息して曰く、伝へ聞く
仮合
(
けがふ
)
の身滅び易く、
泡沫
(
はうまつ
)
の命
駐
(
とど
)
め難し。
所以
(
ゆゑ
)
に千聖
已
(
すで
)
に去り、百賢留らず、況して凡愚の
微
(
いや
)
しき者、何ぞも
能
(
よ
)
く逃避せむ。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
泡沫(はうまつ)の例文をもっと
(1作品)
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“泡沫”の意味
《名詞》
泡 沫(ほうまつ、うたかた)
儚いもの。
(ほうまつ)異常な好景気。バブル。
(ほうまつ)影響力の非常に弱いもの。存在意義の希薄なもの。
(ほうまつ)泡沫候補、泡沫政党の略。
(出典:Wiktionary)
泡
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
沫
漢検準1級
部首:⽔
8画
“泡沫”の関連語
水泡
気泡
“泡沫”で始まる語句
泡沫夢幻
泡沫玉
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夢幻泡沫
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